【パンケーキ症候群】料理で使用する粉の管理に注意しよう

パンケーキ症候群をご存知でしょうか。ダニ抗体陽性者がダニで汚染された小麦粉で調理した食品を摂取し、呼吸困難や喘鳴などの重篤なアレルギー症状を呈する病気のことです。日本でも昔、お好み焼き粉が密閉されておらず、そこからダニが侵入したのを知らずにお好み焼きで食べたら発症した男性がおりました。

パンケーキ症候群の症状

パンケーキ症候群の症状は、次のとおりです。

  • 呼吸困難
  • 喘鳴
  • じんましん
  • 顔面や舌の腫れ
  • 下痢
  • 吐き気
  • 腹痛
  • めまい
  • 意識障害

パンケーキ症候群の原因

パンケーキ症候群の原因は、ダニです。ダニは、小麦粉などの食品に生息しており、ダニの死骸やフンにはアレルゲン物質が含まれています。これらのアレルゲン物質を摂取することで、パンケーキ症候群を発症します。

パンケーキ症候群の予防

パンケーキ症候群を予防するためには、次のことに注意しましょう。

  • 小麦粉を密封して保存する(できれば冷蔵庫に)
  • 小麦粉を調理する前に、加熱する
  • アレルギーがある場合は、パンケーキやお好み焼きなどの小麦粉を使用した食品を避ける

パンケーキ症候群の治療

パンケーキ症候群を発症した場合は、すぐに医療機関を受診してください。パンケーキ症候群は、重篤な場合、命に関わることがあります。

パンケーキ症候群の治療には、次のようなものがあります。

  • 抗ヒスタミン薬
  • ステロイド剤
  • 気管支拡張薬
  • 輸液療法
  • 呼吸器補助療法

パンケーキ症候群のまとめ

パンケーキ症候群は、ダニによって引き起こされるアレルギー性の病気です。パンケーキ症候群の症状は、呼吸困難、喘鳴、咳、じんましん、顔面や舌の腫れ、下痢、吐き気、腹痛、めまい、意識障害などです。パンケーキ症候群を予防するためには、小麦粉を密封して冷蔵庫で保存のうえ、加熱してから使用しましょう。アレルギーがある場合は、パンケーキやお好み焼きなどの小麦粉を使用した食品を避けましょう。パンケーキ症候群を発症した場合は、すぐに医療機関を受診してください。

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